【完】スノードロップ ~希望~
!!

今、心臓に電気が通ったみたいな痛みが来た

ダメ……

もう我慢できない……

苦しい……!

「っ!」

「柚季!」

痛い

みんなの声を聞く余裕がない

「悠真!救急車!」

「あぁ!」

待って……

奏多の目の前で、救急車を呼ばないで

死にかけの私を見ないで……

もう私の意識は限界だった

気を失う寸前

え……?

なんで……

なんで、茂神さんがいるの?

どうして……?

バタッ

そんなことを考える暇も与えてくれず、私は倒れた

「柚季!!」

こうして、私はまた病院生活に戻ることとなった
< 49 / 97 >

この作品をシェア

pagetop