【完】スノードロップ ~希望~
悠真 side
悠真 side
「なぁ、悠真。いつから知ってた?」
「……1か月前。それまで知らなかった」
「……小さい時からずっと一緒にいたのに、どうして気づかなかったと思う?」
「柚季だからだろ。あいつは嘘つく天才だろ」
「……俺、柚季とどう接していいのか、わかんねぇ」
珍しく、奏多が弱音を吐く。
「実は俺も。どうすればいいのか、わかんねぇ」
俺の場合、柚季と奏多をどうするかの問題だけど。
「……」
しばらくの沈黙。
そして……。
「……普通にするか」
俺はさりげなく言ってみた。
「そうだな」
奏多は少し笑ってそう言った。
「なぁ、悠真。いつから知ってた?」
「……1か月前。それまで知らなかった」
「……小さい時からずっと一緒にいたのに、どうして気づかなかったと思う?」
「柚季だからだろ。あいつは嘘つく天才だろ」
「……俺、柚季とどう接していいのか、わかんねぇ」
珍しく、奏多が弱音を吐く。
「実は俺も。どうすればいいのか、わかんねぇ」
俺の場合、柚季と奏多をどうするかの問題だけど。
「……」
しばらくの沈黙。
そして……。
「……普通にするか」
俺はさりげなく言ってみた。
「そうだな」
奏多は少し笑ってそう言った。