【完】スノードロップ ~希望~
「柚季~。買って来たぞ~」
「あっ、お帰り!ありがとう、2人共」
「これでいいんだよな?」
奏多が一輪の花を差し出してきた。
「うん」
「でもなんでこれなんだ?」
「花言葉が好きなの。贈り物にすると、怖い花言葉になるんだけど……」
「花言葉は?」
「慰め」
「へぇ~」
まぁ、もう一つあるんだけどね。
「それより菜々美、どこ行ってたんだ?」
「ちょっとって言ったでしょ?それ以上は何もない」
「……そ」
菜々美と奏多を2人きりにさせるのは危険だな。
「そういえば、そろそろテストか……」
私がポツリと呟くと、悠真が反応した。
「あっ!やべぇー。俺、勉強してねぇ……」
「俺も……」
「奏多も悠真も頭いいじゃない」
『柚季を超す
超すんだ』
2人が同時にそう言った。
「うふふ。頑張れ」
あまりの真剣さについ笑ってしまった。
「じゃあ、俺らは帰るわ」
「うん、バイバイ」
そう言って、悠真と奏多は帰っていった。
「で?どうすんの?柚季」
「……説得する」
「無理でしょ」
「やる」
「じゃあ、病院にいる」
「それこそ無理でしょ?」
「私だから、大丈夫」
「……そうだね」
なんか変に説得力があって、思わず肯定した。
「あっ、お帰り!ありがとう、2人共」
「これでいいんだよな?」
奏多が一輪の花を差し出してきた。
「うん」
「でもなんでこれなんだ?」
「花言葉が好きなの。贈り物にすると、怖い花言葉になるんだけど……」
「花言葉は?」
「慰め」
「へぇ~」
まぁ、もう一つあるんだけどね。
「それより菜々美、どこ行ってたんだ?」
「ちょっとって言ったでしょ?それ以上は何もない」
「……そ」
菜々美と奏多を2人きりにさせるのは危険だな。
「そういえば、そろそろテストか……」
私がポツリと呟くと、悠真が反応した。
「あっ!やべぇー。俺、勉強してねぇ……」
「俺も……」
「奏多も悠真も頭いいじゃない」
『柚季を超す
超すんだ』
2人が同時にそう言った。
「うふふ。頑張れ」
あまりの真剣さについ笑ってしまった。
「じゃあ、俺らは帰るわ」
「うん、バイバイ」
そう言って、悠真と奏多は帰っていった。
「で?どうすんの?柚季」
「……説得する」
「無理でしょ」
「やる」
「じゃあ、病院にいる」
「それこそ無理でしょ?」
「私だから、大丈夫」
「……そうだね」
なんか変に説得力があって、思わず肯定した。