【完】スノードロップ ~希望~
「もしあの時、渚澤さんを助けてなかったら、渚澤さんも死んでたかもしれない。そう思うと、琉衣がそうなるように仕組んだのかも」
確かに。
現に今の私はいなかったかもしれない。
「……渚澤さん、ごめんなさい。謝って済むことではないけど……」
「……じゃあ、友だちになって」
「え……?」
「琉衣ちゃんがそう望んでたから。茂神さんが私と友だちになってくれるなら、今までのことはなかったことにするよ」
「……」
と、そこで今まで黙ってた菜々美が口を挟む。
「柚季!それは」
「大丈夫だよ。茂神さんは、もうなんとも思ってないよ」
「でも……」
「茂神さんが私に本当に申し訳ないって思ってるんなら、友だちになろう。それで全部解決だよ」
「……でも、私なんかが……」
確かに。
現に今の私はいなかったかもしれない。
「……渚澤さん、ごめんなさい。謝って済むことではないけど……」
「……じゃあ、友だちになって」
「え……?」
「琉衣ちゃんがそう望んでたから。茂神さんが私と友だちになってくれるなら、今までのことはなかったことにするよ」
「……」
と、そこで今まで黙ってた菜々美が口を挟む。
「柚季!それは」
「大丈夫だよ。茂神さんは、もうなんとも思ってないよ」
「でも……」
「茂神さんが私に本当に申し訳ないって思ってるんなら、友だちになろう。それで全部解決だよ」
「……でも、私なんかが……」