裏切りからの戦い
「えっ?!総長?!」
「やめてくださいっ!」
「相手にするだけ無駄ですよっ!」
下っ端のやつが、声掛けてきた。
『大丈夫だ。私を信じられないのか?』
「い、いやっ!滅相もない!」
嶺二に目配せする。
こいつは、もう私の思ってることさえも、
読み取るからな。
「大丈夫だ。ほんのお遊びだ。」
「は、はい…。総長!絶対怪我しないで下さいね!」
『あったりめーだ。ちゃんと、見とけよ?』
「夢羽ー!手加減するんだぞ。」
京介ー。今の見たかこの野郎。
めっちゃいい流れだったのによ。
いい空気が台無しだよ。