裏切りからの戦い
色々な声が聞こえる。
昼間は、あんなにキラキラしてるのに。
夜は、戦場と化する。
ここは、街1番の繁華街。
別名、死の広場。
喧嘩がしたいだけの
馬鹿な奴らが集まる場所。
ーーーーー私は守るために歩き続ける。
ードギっ、バゴっ、ボギっ
あっちの方か。
「おいっ!もう終わりかよ。立てよクソガキ!」
おいおいおい。1人に5人で大の大人が寄ってたかってんじゃねーよ。
『…おい。お前らなにしてる。』
「あぁん? お前何もんだ。お前もやられてーのか。」
『フッ。馬鹿なヤツら。これでも分からない?』
ーーーーファサ……。
私は〝虹華〟の証でもある金髪を見せるために帽子を取った。
「ヒィ!そ、その髪は!」
「まさか!虹華!」
『だったらどうする?』
「に、逃げろー!」
『誰が逃がすかよっ!』
ードギっ
ーボギっ
ードガッ
ーごぎっ
ードンっ
『フーー。弱っちいヤツら。
おい?大丈夫か?』
私は、道の隅に横たわってる男に声掛けた。
「は、はい!大丈夫です!助けていただきありがとうございましたっ!」
『フッ。そうか、よかったよ。またな。』
ーーーーー私は光でなければならないんだ。