私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)

ま、まさかそんな冗談でしょ…?

「時間がありません。すぐに着替えてきてください」

「え、ほ、本気ですか?」

「嘘は苦手分野です」

田部さん、今まで見た中で1番いい笑顔ですね…。

そんなことを思ってる間にドレスと共に空き部屋に放り込まれた。

「スタイリストを呼んでいます。お早くお願いしますね」

「!?」

時間の猶予も、こっちの覚悟も何もかもないままに進んでいくんですが!?

…本当に着るの?……き、着るのかぁ。

箱から出したドレスを見てまた固まりかけたけど、覚悟を決めて着物の帯を解いた。
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