私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)

そうなってしまったのは、全部…。

「…季龍さんが、好き」

この思いに気づいてしまったから…。

ため息をつく。ベッドに横になり、目を閉じる。

1番早い新幹線って、始発だよね。始発って何時に出るんだろう。4時に起きれば間に合うのかな?

…私はこれから、どうするんだろう。どうなるんだろう。

源之助さんの復讐は終わりを告げ、永塚組はこれから2つに別れる。

それぞれが、それぞれの道を選び、進んでいく。

そしてその2つは、今後交わることなく別々の世界で、別々に生きていく。

片方は、表の世界で、1つの財閥として。

もう1つは、裏の世界で、1つのヤクザとして。

どちらかを選ばなければいけない。

その時が来たら私は…。
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