私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
大量のサンドイッチはやっぱり食べきれなくて、季龍さんも残ったサンドイッチを睨み付けていた。
結局残りは持って帰ることにして、袋にまとめていれた。
やることがなくなると、急に眠気が襲ってくる。
まともに寝てないからかな…。目を開けてられない。
自分でも船をこいでいるのが分かる。眠気を追い払おうと目を擦ると、その手を止められて引き寄せられる。
ぽんぽんとリズムよく頭を撫でられる。
…季龍、さん?
落ちそうな意識を何とか持ち合わせて見上げると、困ったような顔が見えた気がした。
「つくまで寝てろ」
いやいやと首を横に振った、つもり。
それでも、睡魔には抗えなくて、だんだんと落ちていく瞼が完全に落ちるのと同時に意識を手放した。