私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
私の力説にも季龍さんはなびかない。…うぅ、ぎゃふんと言わせたい。
「季龍さんは何が好きなんですか?」
「ハンバーグ」
「かわいいですね。子どもみたい」
「悪いかよ」
くすくす笑うと、笑うなって小突かれる。
そのあとも次々に質問を投げ合う。
嫌いな食べ物。好きな色、嫌いな色。好きな動物。趣味。好きな教科、嫌いな教科。得意なこと。もらって嬉しい物。好きな店。好きな服…。
聞くことは尽きなくて、お互いに口が止まらなくなる。
「それじゃあ、好きなタイプ」
「好きなタイプですか…え!!?」
唐突に聞かれた問いに飛び上がる。
そ、そんなことも聞くの!?