私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
メッセージ
「…」
「…」
空気が重苦しい……。
車の中は殺伐としていて、とても話せる空気じゃない。チラッと季龍さんを見上げるけど、視線は重なるどころか完全に反らされていた。
ことの発端は今朝のこと…。
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『琴音、お前部屋戻れ』
『お姫様、悪いこと言わないからさぁ。戻った方がいいって』
『毎朝の日課ですが?』
『『そういう問題じゃない!!』』
暁くんと奏太さんの息のあった言葉に首をかしげる。
そりゃあ、私だって出来れば季龍さんの隣でもうちょっと寝たかったけどさ?季龍さんの寝顔、見てたかったけど…。
それとこれとは話が別!私はお仕事を放棄したりしません!