私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)

そんなわけで生まれてこの方修学旅行なんて、行ったことがない。

興味はあるし、実際行ってみたいと思ってしまっているのは事実。

でも、学校に通わせてもらってるだけでもありがたいのに、その上修学旅行にまで行かせてもらうことなんて出来ない。

修学旅行の間の家事だって暁くんや奏太さんにまで迷惑がかかっちゃうしね?

「…いいえ。興味はあります、けど。家事の方が大事です」

素直に思ったことを口にすると、季龍さんは一瞬だけ考えるようなしぐさをして、そうかと言うと再び外に視線を向ける。

…明後日のご飯、カレーにしようかな?

ジャガイモと、ニンジンはまだあったから、お肉を多めに注文して……。

考えを切り替えて屋敷に戻ってからのことを考えて時間を過ごした。

…ちなみに、話し合いには加わってない季龍さんだけど、班にはバッチリ加えられていた。
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