私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)

そんなこと気にもとめない季龍さんは手を離そうとしなくて、何となくの位置で立ち止まっても手は離れなかった。

結局離れたのは整列がかかる頃で、ほっとしたのも束の間すぐにバスに乗り込むようにかかる。

あれ、そういえば座席表覚えてない。行かないと思い込んでいたせいで書き込みできるはずのしおりは真っ白のまま。

さて、どうしよう…?

「琴、なにやってんの?行くよ」

救世主登場。あきれた顔の華さんに連れられて、無事にバスに乗り込む。

ちなみに、隣はバス、飛行機ともに華さんだったみたい…。

季龍さんはといえば…。

「私が隣よっ!!」

「何いってんの!?私に決まってんでしょ!?」

「…」

女子たちの苛烈な席争奪戦が目の前で行われてるのに無視。

結局先生が怒って季龍さんの隣はクラスで1人でいることが多い男子になったけど…。
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