私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
季龍side
「若、おはようございます」
「あぁ」
「若、今日の仕事分部屋に運んどきます」
「頼む」
いつもと変わらない光景。すっかり、慣れてしまった日常。
着替えを済ませ、部屋を出て向かう先も、もう日課となったコース。
「暁、奏太いるか」
「おはようございます」
「おはようございやす!」
厨房を覗くと振り返る2人。その様さえ、すっかり板についた2人は今や永塚の食事係だ。
暁が既に用意していた物を渡してくる。それも、日課となったもの。
「琴音、変わらないですか」
「あぁ。眠ったままだ」
「…そうっすか。…これ、お願いします」
一瞬落胆した顔はすぐに戻る。
暁から受け取ったお湯の入った洗面器とタオル、ダイエットドリンクのようなペースト状の液体が入ったものを持って来た道を戻る。