私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)

―ビー

不意に響いた電子音にノイズが消える。

信洋さんを見ると無反応でerrorと表示された画面を見ていた。

「…信洋さん、これ…何ですか?」

「んー?謎解きゲーム」

「嘘」

違う。これは、機密情報だ。

確信がある。これは、お遊びなんかじゃない。

「信洋さん、これどこの情報にアクセスしようとしてるんですか?」

「んー?」

「誤魔化さないでくださいっ!これは、ゲームなんかじゃないです!」

「…」

「信洋さん…?」

信洋さんが笑ってない。…ううん、張り付けた笑顔を写した顔は、まるで仮面。

…これが、信洋さんの本性?
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