タイムスリップ
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「んーーー早起きだっからちょっと眠い…」

スマホから顔を上げ眠そうにあくびをする海香。

海香との思い出を振り返ってる間にスマホをいじることに飽きたらしい。

「確かに今日早起きだったもんね〜私もちょっと眠いかも。」

「んーでももう少しで着くんだよなぁ…寝ようかな…どうしようかな…」

眠そうに言う海香を見ていたら私も釣られて眠くなってきてしまった。

「ほわぁ〜〜着くまでもうちょいだけど少し寝よっか…」

睡魔に襲われながらそう言うと、隣に座る海香は既に寝ていた。

「って、もう寝てるし…」

海香の可愛い寝顔を見ながら思わず笑みがこぼれる。


先に寝られてしまい眠気が覚めてしまった私は、窓の外に広がっている山や田んぼをぼーっと眺める。

もうすぐ海も見えてくる頃だろう。


海が見えたら海香を起こそう。


そんな事を思ったのも束の間、流れてく山々を見ている間に私はうとうとと夢の中へ旅立ってしまった。

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