タイムスリップ
目的地到着
「次は、―――駅。―――駅。お出口は右側です。」
「…ら……そら……きて……」
海香の声が遠くで響いてる。でもまだ私は寝たい……
「…ら…そら…希空…」
あ〜そんなに揺らさないで…酔っちゃう…
「…ら!そら!希空!起きて!降りるの次だよ!!!」
ん?次…??
「え"!?うそ!?」
海香の声に急速に意識が鮮明になる。
もうそんな時間だったのか。
慌ててスマホを確認すると寝落ちしてから20分は経っていた。
窓の外を見ると、もう海が間近までせまっている。
「て、あれ…私寝ちゃってた?」
「そりゃもうがっつりと。」
「海見えたら結那起こそうと思ったのになー…よく起きられたね?」
「まぁもともと半寝みたいなもんだったしね。割とすぐ起きたよ。」
「そうなんだ…って、話してる場合じゃなかった!降りる準備全然してない!」
「ふっ…愚鈍な希空よ。これを見たまえ。」
「…!?これは…まさか…!?」
「そうだ!もう既に背負って降りるだけにしてあるリュックだ!!ちなみにお菓子のゴミなどは全部」
「私のリュックに入れたのか!!」
「そのとーーーーーり!!」
__パコーーン!!!
結菜の頭を引っぱたいた。軽ーーく。
「~~~!…痛い。ような気もしないでもない。」
「無理すんなって気持ちは痛いほど分かr痛!?」
「る」が言い終わらないうちに結那に頭をはたかれた。
「大丈夫大丈夫!気にすんなって!」
「それは加害者が言う言葉なのでしょうか!!?」
「希空うるさい。ここ電車の中だよ?」
「いや先にふっかけたのはそっちでしょ…てかここの車両私たちしかいないし。」
「海があるとこがいいって言ったけどまさかこんな田舎をセレクトするとはねー
まぁ人混みはあんまり好きじゃないから助かるけど。」
「海香、お祭り行く時も神社とかの人少ないとこだもんね」
「まもなく~ ―――駅。―――駅。○○行きは、お乗り換えです。」
「あ!もう着くみたい!」
車内アナウンスが聞こえ、慌ててキャリーケースを持って立ち上がる。
「そだね。じゃあ行きますか!」
同じくキャリーケースを持って立ち上がる海香。心なしかご機嫌に見える。
海香との初めての旅行。
どんな2日間になるんだろう。
私は鼻歌を歌いながら海香と電車を降りた。
「…ら……そら……きて……」
海香の声が遠くで響いてる。でもまだ私は寝たい……
「…ら…そら…希空…」
あ〜そんなに揺らさないで…酔っちゃう…
「…ら!そら!希空!起きて!降りるの次だよ!!!」
ん?次…??
「え"!?うそ!?」
海香の声に急速に意識が鮮明になる。
もうそんな時間だったのか。
慌ててスマホを確認すると寝落ちしてから20分は経っていた。
窓の外を見ると、もう海が間近までせまっている。
「て、あれ…私寝ちゃってた?」
「そりゃもうがっつりと。」
「海見えたら結那起こそうと思ったのになー…よく起きられたね?」
「まぁもともと半寝みたいなもんだったしね。割とすぐ起きたよ。」
「そうなんだ…って、話してる場合じゃなかった!降りる準備全然してない!」
「ふっ…愚鈍な希空よ。これを見たまえ。」
「…!?これは…まさか…!?」
「そうだ!もう既に背負って降りるだけにしてあるリュックだ!!ちなみにお菓子のゴミなどは全部」
「私のリュックに入れたのか!!」
「そのとーーーーーり!!」
__パコーーン!!!
結菜の頭を引っぱたいた。軽ーーく。
「~~~!…痛い。ような気もしないでもない。」
「無理すんなって気持ちは痛いほど分かr痛!?」
「る」が言い終わらないうちに結那に頭をはたかれた。
「大丈夫大丈夫!気にすんなって!」
「それは加害者が言う言葉なのでしょうか!!?」
「希空うるさい。ここ電車の中だよ?」
「いや先にふっかけたのはそっちでしょ…てかここの車両私たちしかいないし。」
「海があるとこがいいって言ったけどまさかこんな田舎をセレクトするとはねー
まぁ人混みはあんまり好きじゃないから助かるけど。」
「海香、お祭り行く時も神社とかの人少ないとこだもんね」
「まもなく~ ―――駅。―――駅。○○行きは、お乗り換えです。」
「あ!もう着くみたい!」
車内アナウンスが聞こえ、慌ててキャリーケースを持って立ち上がる。
「そだね。じゃあ行きますか!」
同じくキャリーケースを持って立ち上がる海香。心なしかご機嫌に見える。
海香との初めての旅行。
どんな2日間になるんだろう。
私は鼻歌を歌いながら海香と電車を降りた。