タイムスリップ
始動
「えっ、それって…羽川さんもタイムスリップしてここに来た…ってことですか?」
「その通りだ。それから俺のことは陸斗でいい。本来なら俺と同い年くらいだろうから。敬語も要らん。堅苦しい。」
「話し方がどことなく堅苦しい貴方が言いますか…」
「うるさい。話し方は今更変えられないんだからしょうがないだろう。」
「へいへい…んじゃあ陸斗、陸斗もタイムスリップしてここに来たってどういうこと?てかいつからこの時代に?」
「俺がここに来たのはそうだな…もう二年前になるか。気付いたらお前がいたあの公園のベンチに座ってて…最初は訳が分からなかったな…」
「えっ!?二年前!?そんなに前から…!?」
「お前はほんとに声が大きいな…」
「あっごめん…いやでも二年前からなんて今までどうやって過ごしてたの?」
「とある人に拾ってもらった」