タイムスリップ
公園に着くと、予想以上の人の多さに圧倒された。
どこを見ても人である。
もしかしたら街で1番大きい公園なのかもしれない。
それくらい敷地は広く、広場は賑わっていた。
公園にはアスレチックなどがある子供たちが遊ぶスペースを中心として歩道が広がっていて、ジョギングしてる人や犬の散歩をしてる人、歩道の端に等間隔に置かれたベンチで休憩してる人など結構な人数がいた。
その様子は公園というよりかはちょっとしたテーマパークのようだ。
「この様子なら質問する人には困らなそうだなぁ」
そう呟きながらいい感じの人を探していると、私の少し前にボール遊びをしていた小学校低学年くらいの女の子が目に入った。
どうやら1人らしく、つまらなそうにボールを蹴ったり手で回したりしている。