セカンド・ファミリー(新バージョン)
無理。
絶対不自然になる。
それに私は、会ったばかりの他人だし。
ベッドに転がりながら2人の言ってくれた言葉を
思い出した。
娘か……。
疲れたのか自然と目が閉じていく。
夢を見た。
小さい頃の私が泣きながら
両親の後ろをひたすら追いかけている夢を
“行かないで”
そう叫びながら必死に追いかけても
両親は、一度も振り向いてもくれなかった。
何で?私は、いらない子だから?
ハッ!!
慌てて目を覚まして起き上がった。
いけない、寝ちゃった!?