星の雨〜闇夜こそ輝く星〜

重い荷物

今日は、仕事があった。








夜までかかったから結構遅い時間。
でも家に帰る気にもなれなくて。











あれから啓と春は、すれ違ったまま。
みんながバラバラになって行ってしまった。









どうしたらいい??これまで何回も思ってきた。








でもわからないまま。






そのままため息をつきながら歩いていると。




怒鳴り声。聞き覚えのある。







路地を曲がって覗いて見ると。
神楽が倒れている。






え?、







いれずみのある。怖いおじさん達が私とは、反対の方向に歩いていき立ち去った。








私は、すぐ駆けつけると。血だ。






そんなに深くは、ないけど…








「神楽!神楽!!!!わかる?」









「ん、星?」







「どうしたのこれ!さっきの人達誰?とりあえず病院行かなきゃ!」






そう思い電話を使用するが止められた。
神楽の手によって。








このままじゃ…








「神楽!どうして止めるの!病院行かないとダメじゃん」








けど首を振ってさせてくれない。






とりあえず家に。








「神楽?歩ける?一緒にきて。」





そ言って神楽を支えながら家に帰ってきた。






さすがに潰されると思ったが神楽がしっかり自分で歩いてくれたからよかった。






とりあえずベットかな?





でも汚れてるな…このままじゃあ手当もできない。お風呂入れるかな?





傷は、深くなさそうだけど。






意識も朦朧としてる。熱があるのかも。





風呂じゃなくて身体を拭いたほうがいいね。







「神楽…こっちきて。
ここに寝て。」








「星。俺は、帰るから。少し休めば平気だ。」






「何言ってんの?馬鹿なの?その体で帰れるわけないでしょ!熱があってフラフラなのに。」







とりあえず服は、近くのお店で買えるからいいとして。





とりあえず寝かせて行ってこようかな。








「私少し買い物してくるから。絶対ここにいてね!」









そ言って買い物に行く。










歩いていき10分。着いた。







まず服は、簡単にゆるめのものがいいかな?締め付けられるのは、ダメだよね。







あと…下着って買った方がいいのかな?でも汚れてるし…でも男だし?







いや待て待て。あくまで熱のある人だから。
何もない。よし買った買ってしまった。






あと食材買って結構荷物多いな。









やっとで家に帰って玄関開けると神楽。








「神楽?ここにいてって言ったよね?どこ行こうとしてんの?」








「帰るんだよ。俺は、平気だ。」




「平気には、見えないけど?」





「へ…いき……」
そう言ってたった瞬間倒れた。







「ちょ!神楽平気?」



いや平気じゃないんだよ!



私の方に倒れたせいで私は、神楽を支えられない。後ろがドアでよかった。ドアが閉まってなかったら



倒れてた。








「星の体温あったけー。」







そう言ってまたぎゅうっとしてきた。








顔から熱がでる。
そりゃ好きな人の手が背中にあって頭が肩にあって荒い息遣いと髪の毛が首元にあったら








恥ずかしいどころじゃないでしょ!!
トトととりあえず寝かせよう。








好きな人でも私は、振られてるんだし向こうは、病人だしね。






期待なんかしちゃダメなのになー。


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