星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
(神楽side)







隣を見ると星が寝てる。










今日は、もっと寝ていたい。
時間を見ると4時。









まだだるいな。でも…








星もうちょい一緒にいたいけど
でも…ごめんな。









あとすこしなんだ。あと少し…あと少し頑張れば返せる。






あと少しで…








だから待ってろよ。星。









置き手紙をして家を出る。









どこにも行くところがない。
とりあえずバイトにもどってあいつらにバレないように振り込んで。










今の所持金が500円か…
小銭以外もってかれたか。










はぁどうすれば…
考えてもしょうがねぇ稼ぐしかないよな。






今日は、朝9時からバイトして。
銀行行って振り込んで。



それから寝るとこがないな。
家には、あいつらいるし。




どうすっかな。
やべぇな野宿するか。いや帰るしかないな。



殴られるかもな。でも帰んなきゃ寝らんないし少し我慢すればいいな。




よし。







「いらっしゃいませ。」





「お兄さんかっこいいね私たちとお話しよーよ楽しいよ。」



「お言葉は、嬉しいですけどすみません。仕事がありますので。ごゆっくりしていってください。」





いつもの営業スマイル。
お前らと話すくらいなら星と話していたい。




あいつもう起きてるかな。どうしてんだろ。
なぁ星。ちゃんと俺から告白するから待っててくんねーかな。






まぁこんな俺と付き合うやつなんかいないよな。俺のこと知ったらみんな逃げていったし俺に関わるやつなんかいないよな。






いろいろ考えると余計だるくなってくる。


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