星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
(星side)



どうして?こんな置き手紙なんか。



探さなきゃ。あんな体で何が出来ると思ってんの?




神楽?どうしてそこまで1人で。



私にひとりじゃないって教えてくれたのは、神楽なのに。どうして?





電話してもでない。
神楽ごめんね。みんなに頼るよ。


私は、電話してみんなに頼んだ。





家を出て走り回るたぶん私の仕事のほうだ。




今日は、学校だけど行ってなんかいられないんだよね。神楽が大事だから。



だいぶ探したけどいない。



時間を見る。もう暗くなる時間。
相当探したな。

お昼に1回みんなと集まったけど。
もうこんな時間。




みんなに電話して今日は、1回切り上げ。




でも私は、切り上げなかった。



絶対見つける。そう思って前を見ると…






あ!いた。






けど倒れてる?





いや蹴られてるんだ。




「神楽!!!!」





「あ?誰だお前。こいつの女か?こいつの女ってことは、金持ってんの?」








笑ってる。とにかく。電話








「おい誰に電話してんだ?あぁ?おい!!!
聞いてんのか?」






「警察です。」






「あんだとてめー!ゴラァ」





「逃げないと来ちゃいますよ。」





そう脅すが…行かない…


「てめぇらこいつには手を出すんじゃねぇほら金だ。持ってけ。だからさっさと行けってつってんだろ!失せろ!」



「よくわかってんじゃねぇか」



そう言うとその男達は、去っていった。




「神楽?分かる?私星だよ?」




「なんでここにいんだよ。どうして来たんだ!
あぶねぇだろ。俺が助けらんなかったらどうすんだよ!


頼むからほっておいてくれ
警察にも俺から電話して間違いだって言っとくから



お前は、帰ろ。」







なにそれ。なんでそんな事言うの。


違うでしょ。




「バカ!!私は、心配してるの!!
何よほっといてって!ほっとけるわけないでしょ!こんなにボロボロで。今の人何!
神楽は、何を抱えてるの!



好きな人を大事な人をほっとけるほど私は、ひどい人間じゃないよ!」





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