星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
それから私たちは少しだけ一緒に住むことになった。




私も仕事のことがあり。いろいろ隠さなくては、ならない。どうしたものか。




でもその前にやることがある。そう思って私の家に6人のイツメンが揃った。



「えーと。とりあえず私は、怒ってます!!!
星!飲み物ちょうだい!」




美穂と秋は、カンカンに啓と春はしょぼんでる。


神楽は困り果て、どうしたものかと私は、ため息。



みんなに飲み物を出すと落ち着いたのか
体があったまったのか…少しずつ喋り始めた。


私の時みたいだ。




「神楽。3ヶ月何があったの?もう12月でもうすぐ冬休みだよ?」





「そうだぜ。俺たち何もできてない。」





春と啓はやっぱり後悔があるみたい。



「ごめん。まとめると。もう終わったんだよ。
母親と男たち捕まったよ。だからもう毎日バイトも無くなってちゃんと学校行けるようになった。」




「啓とか春から聞いたけど私たちが1番知りたいのは、なんで言わなかったの?星の時みたいに。神楽は、わかってるでしょ?私たちがいるって。」



「美穂。ごめん。今回は、簡単に口にできる問題じゃないんだ。下手すれば命に関わる。」


「そっか。でも私たち何もできなかった。星みたいになんかできてればもっと……」



「秋。私も何もできてないよ?でもさ神楽もみんなもお互いのこと大切に思ってるでしょ?それってすごいと思わない?こんなにも誰かのために泣いたり怒ったり後悔したりできるのってすごいことだと思う。なにもできないんじゃなくていてくれるだけで心強いものだよ。」



私は、そう思う。いてくれるだけで心強い。
私の時は、そうだった。


「やっぱり星は、星だね。すごいや。」

「何それどういうこと?」

「何でもなーぃ」
なんだそれ

けど笑いがこみあげてきて
みんなで笑った。



やっぱり結局は、みんながみんなを思ってるんだ。ってことがすごく伝わった1日だったと思う。その夜は、みんなで美味しいご馳走
食べて終わった。
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