星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
そうして歩いていると、



もうわかるよね?女子の群れがすごい。



「神楽先輩!この学校ってどういう学校なんですか?教えてください」



「啓先輩とかと仲いいですね!」



「校内見学とかいいので王子3人の話聞きたーい!」



などなどものすごく関わりたくない領域だ。
まるで別世界。


「あの!星先輩って普段どんな感じなんすか?やっぱりちょークールとか?」


「星先輩ってスタイルいいっすよね。まじで綺麗」


「星先輩とか美穂先輩とか秋先輩全員揃ったらほんとに近寄れないっすよね。まじで綺麗。あ!LINE交換してください。」



え?!


「ありがとう?綺麗って言われるのは、嬉しいけどLINE交換は、できないかな笑笑」



話は、流してたけど。いきなりLINEは、ビックリで頭に入ってきた。

まぁでもとりあえずながして…




「えーいいじゃないっすか!頼みますよー」



「ごめん。無理。」



「うわ、キッパリ笑笑じゃあ彼氏とかいるんですか?いないって噂ですけど」



え?!そんなうわさでてんの?



勝手に人の噂つくんなっての。




「噂?どうでもいい。てか校内見学してんだから構内をしっかり見て覚えて。」




はぁー。疲れる。




「おい。お前ら。」



あれ?いつ間にか神楽登場。



女の子の群れもついてきてる。



「神楽こっち来ないで。」



女子の群れに関わりたくない。


けど虚しくもそれは、かなわず。

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