星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
それからしばらくして秋は、帰らせた。


何も聞けなかったけどとりあえずやっぱり秋のことは、助けたい。


友達だって私は、思ってる。秋のことは、信じられるようになってきたのに。


どうして私は、友達を守れないんだろう。

いつも一足遅い。秋が悩んでるのきずいてあげられなかった。

昔からそうだ。


自分の惨めさに涙がでた。
昔の友達を思い出す。

「うっうーーヒック」

1人で保健室にこもっていると自然と涙が出てきた。なんでだろう。

「おいってなんで泣いてんだよ。」


声の方を見る。

気づかなかった声かけられるまで。なんでいるの?今5時間目だよ?授業中じゃん。

でも言葉にならず涙が溢れてしまった。

泣き顔なんて誰にも見せたことない。
なのによりによって美夜輝に見られるなんて。


「みっなっいで」

「見ないから泣きたいなら泣け。」
そう言って抱きしめられる。暖かい。

思いっきり強く抱きしめてくれた。
背中さすってくれて。






泣いてるとすがりたくなる。

今日だけは…いいですよね神様。


なんか包まれてるみたい。安心する。
なんでだろうなんか涙止まらなくなってきちゃった


私は、しがみついて泣いた。
美夜輝は、ただただ頭を撫でて抱きしめてくれている。







一通り泣いて自分が大胆なことをしてることに気づく。今更顔上げられない。でも抱きついてるのも変だよね?


悩んでいるとどうしていいのかわからなくて
あたふたしてしまいもう死ねるぐらい恥ずかしい。

「おい。なんで泣いてのかしらねぇけど。
1人で泣こうとするなよ?泣きたい時は、俺に言え。いつでも抱きしめてやるから」


やっぱり優しい人。その言葉に余計泣きたくなってしまった。


けど恥ずかしセリフ素直に言えるんだな。こっちが赤面だよ。

キーンコーンカーンコーン

鐘がなり、6時間目の始まりだ。やばいな…

「あのごめん。みっともないところ見せてしまい。授業平気??」




「平気。お前の泣き顔かわいいな。やばいな
どうしようもないくらい抱きしめたいな…」



何を言ってるんだこの人。そう言ってほんとに抱きしめてきた。


頑張ってはがしたけど。

余計恥ずかしくなって顔がヤカンになってしまった。



けどお世辞は、やめてほしい…
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