星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「せんぱーーーーーい!」



なぜいる?それも学校を目の前にして!なぜ門の前で待っているの?

あぁー!最悪!!


どう逃げる?と考えるのは、遅くて。


「先輩おはよう!!!!」


「なんで待ってるの!!」


「先輩に会いたいから!」


なにこのふざけた後輩。もういいや教室行こ。
と歩きだしたら!

「ちょっ!!一緒に行きましょ!」

なぜ隣を歩くの?


「早く自分のクラス行って!」

「先輩を送ってから行きます!」

何この子?なんなの?


「付きまとわないで」


そう言って早歩きしてもこの私の短い足では、
直ぐに追いつかれてしまい。私には、どうにもできません!


「んじゃ先輩!また帰りね!」


無視!もう嫌だ!


そうイライラしながら教室に入る。

「ちょっとどういうこと?あの子1年でめっちゃイケメンって言ういずくんだよね?」


「なんでまたあの子なのー」



陰口が凄い!てか聞こえてるから陰口じゃないし聞こえるように言ってんなら面と向かって言いなよ!あーイライラする!


「美穂おはよう秋は?」


「おはよう!秋は、まだ!ねぇ!いずくんと知り合いなの?いいなー」


いいなー?なんなの?なにが?意味わからん!
あのうるさい後輩くんのどこが?


「おい!美穂!俺という彼氏がいながら酷いぞ!」


「彼氏は、彼氏!イケメンを眺めて何が悪い!」


あー始まったほんとに毎日懲りないなーこのカップル。


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