星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
《星side》


神楽に電話でイズくんの声を聞かれて3日


電話なし。メールもなし。

怒った?いやぁこれぐらいで?


なら妬いた?それなら少し嬉しいかも


ってそんなこと考えちゃダメダメ。


まずは、このテストだよね。


2週間後に迫ったテスト。これでまぁまぁの点数とらなきゃお父さんに殺されちゃう!!



社長には、テスト近いので仕事は、一旦中断と伝えてある。


毎日放課後図書室にこもっている。



そしてなぜかここで笑ってる後輩くんも。



「なんでいるの?邪魔だから帰って。」


後輩くんに彼氏がいると言ったら離れる?
でもそれが広まったら私の平和な日常がなくなるかもしれない。



1年生にも神楽は、人気だし。


「いいじゃないですか。先輩勉強教えて?」


「あなただったらもっと他に女の子いるでしょ?なんで私なの?」


ほんとに疑問でしかない。


「俺に興味がない人先輩が初めてだから。そしたら好きなっちゃった。」


「先輩をからかうのもいい加減にしなさい」


「まぁまぁ先輩!そう言わずに!」


そうして言い合いしてると電話が掛かってきた。


「もしもし?」


『俺。一応言っとこうと思って。今平気か?』


うん?何を言うの?後1週間で帰れるよとか?


「平気だけど?どうしたの?」


三日ぶりの電話で嬉しいけどなんか深刻そうな口ぶり


『帰るの1週間遅れる』


ん?じゃああと二週間後に会えるってことだよね?

なんでそんなに深刻そうなのかわからないけど


「そうなんだ。頑張ってるね。ならテストは、受けずに帰国?羨ましい。まぁあと少し仕事頑張ってね」


まぁ2週間後なんてあっという間でしょ。


会えるのが楽しみだー!


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