星の雨〜闇夜こそ輝く星〜

｢なんなの！毎日毎日！いい加減にしてよ！｣


｢怒んないでよー。そんなに俺のこと嫌い？｣

嫌いって言うより苦手だ。


｢別に嫌いとかじゃない。あなたのことが苦手なの！あなたのこと知らないし嫌いでも好きでもないわよてかなんで付きまとうの？｣


｢言ったじゃん狙ってるんだよ。俺先輩がいいから俺の隣に置いておきたい｣


何？まったく意味がわからないんだけど。

日本語大丈夫？


｢よくわかんないや言ってること。｣


もうどうでも良くなって勉強。
そうしてると声をかけてきた。


今まで黙ってたのになんで？

｢先輩手出してください。｣


なに？


そう思いながらも手を出す。


ぎゅう。


｢こうしてたら俺勉強はかどる。だからすこしこうしてて？｣


待って状況が飲み込めない。
手を引っ張られて抱きしめられてる？


｢はっ！離して！｣

なんなの！いきなり！
神楽以外に初めてされた。無理だ。気持ち悪いと思ってしまう。


｢えー？！いいじゃんよー｣


｢そういう軽いノリとか他でやって！｣

もういい。なんなんだよ！

数分後


｢先輩。ここわかんない。教えて｣

今度は、ちゃんと勉強してるんだ。

意外と真面目？

まぁいいや。

｢どこ？あーこれは、ここをxに置き換えて考えるとやりやすいよ。｣


このぐらいならまだ教えられる。
わかる問題でよかった。