星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
それからお風呂に入って勉強たいむ。


「星!なんでこれがこうなんの?」


ただいま美穂からの質問攻めです。


「だからね!さっきもこここうやったじゃん。似たような問題だよ?」


同じところを何回やるんだか。

「うーん。あ!そうだ!美穂!たとえば啓が箱に閉じ込められるとするでしょ?」


「うん」

「その箱に、だんだんと水が溜まっていきます。
この箱!だから啓が溺れないように壁を作るの!
だからここの線とここの線に棒を引いて三角形にする!その三角形体積と斜線を求めるの!」


これで想像出来たかな?


「あー!何となくわかった!」

さすが啓効果!使える!これから使おう!


そうして10時になり2人で寝た。



翌日2人で登校していた。


だがこの前も見た光景。正門でイズくんが待っていた。


朝からきついよ。


「先輩おはよぉです!」


「おはよう。そしてさよなら。」


「相変わらず冷たいやー」


そう言いながらついてくる。


「先輩!お願いがあります!」


無視!


「星!私は、先教室行ってるねー!」


え?!ちょっと…


「気が利く先輩ですね!二人きりにしてくれた!」


いやいや他にも生徒は、チラホラいるからね。


「で、お願いって何?」

「先輩いい加減に俺と普通に接してください!俺悪いやつじゃないです。」


そんなことは、わかってる。けど苦手だよ。人と関わるなんてあんまりないし。ましてや後輩くん


扱いといつか接し方がわからない。


「ごめん。傷つけるつもりとかもなくて接し方がよくわかんないの。思ったこと口にしちゎうし怖いだけなの。」


自分で言ってて自分が嫌いになるわ。


「ならいっぱい話しましょうよ!俺!先輩とおしゃべりしたいです!」


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