星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「うわぁ。珍しいな星から飛びついてくるなんて。」


会いたかった。神楽だ。


なんかオシャレになってるし。海外の影響?

恐るべし海外。

「どうして?いきなり!びっくりしたよ、」


「ビックリさせたくて。やっと抱きしめられた。」

ぎゅっと抱きしめられて少し苦しい。


「神楽!苦しい。ねぇ今日の夜空いてる?ご飯食べよーよ」

「あ!わりぃ強くしすぎた。今日の夜?空いてるけど。てかどっかでスイーツ食べた?」


「え?!なんでわかんの?」


「いやカバンについてるストラップ」


あぁなんか貰えた。お店で。


「お前ケーキ食べたのか凄いな。どーせチーズケーキとかだろう?」


うわぁエスパーかよ怖ァ笑
「よくわかったねご名答!所でなんでここに?」


「俺の父さんも今あそこにいる。たまたまここ通ったらお前が見えたから。」


なるほどって私イズくんの存在完全に忘れて…

ごめんなさい。


「イズくんごめん。えっと話があったんだよね?」


「いゃすみませんいいっす!てか彼氏いたんですね。
神楽先輩のこと友達って言ってませんでした?」


やばい…


「別れた噂が立ってたからこのままにしとけば少し平和になるのかなって…でイズくんにも嘘ついちゃったのごめんね?」


なんかほんとに申し訳ないし。


「そう言うことだったんですか。なら俺は、今日は、もう帰ります。いろいろありがとうございました。では、」

そう言って逃げるように帰ってしまった。
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