星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「あなたたち殴って何が楽しいの?バカなの?てかもう人間じゃないね。人殴って笑ってるなんて化け物だわ。」

「ちょっとなんなのあんた。人のこと散々いって。私先輩なのよ!」

「尊敬できない先輩に敬語使うほど私は、お人好しじゃない。今すぐここから失せて。」

先輩は、顔を赤くした。怒っているのだろう。自分が恥ずかしくないのかな?


「あなたたちの口は、なんのためについてるの?暴言吐くためですか?あなたたちの目は、なんのためについてるの?」


私は、そのまま泣きそうなのを堪えて続けた

「あなたたち耳は、なんのためについてるの?あなたたちは、なんのために生きてるの?
なんための体?手?足?」


あなたたちは、使い方を間違ってる。
命ってなんのためにあると思ってんの?
そんなに軽いもんじゃないよ。なんでそれをわかってくれないの?


「何よ。うるさいわね。」

「わからない?じゃあわからさせてあげる。
あんたの足は、歩くため。手は、握ったりするため。命は、生きていくためにあるの。
耳や口、目は、痛みを知リ、優しさを出すため。叫び声いろんな感情を知るためにあるのどうしてわからないの!」



こういう奴らがいるから…いるから


私は、息切れしながら言った。

「わかった?わかったなら二度と私の友人に手を出さないで。二度とこういうことしないで。それと残念だけどそこに深川たちいるからね」

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