星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「大丈夫か?ちょっと激しすぎた?」


そう聞いてくる神楽は、満足そうだ。

そりゃあんだけやればね…
理性には、勝てなかったみたい。

「どんだけ体力あるのよ。」


「鍛えてるから。なんて言うのは、嘘で慣れ。」

待って、聞いちゃいけないこと聞いた気がする。


「慣れ?あぁそういう事ですか。そうだよねたくさん女の子よってくるもんねそうだよね。私なんか抱いたところで大したことないんだろうね!」


ムカつく。なんなの!どうせ私は、初めてですよーだ!

「ごめんごめん。ふざけす
ぎたそういうことじゃないよ。体で金稼ぎさせられてたから。」


え?なにそれ。

「気持ちがあって抱くのは、初めてだ」

なっ、
そんなの早く行ってよ。

「ん?星?なに?今日は、お前から抱きついてくれる日なの?珍しいこともあるんだな。」


失礼な。私だって好きな人には、触れたいと思うことだってあるよ。


でも神楽の体は神楽のもの。

そんな辛いこと。


「星。大丈夫だから。な?」


「慰めてるとかじゃないから。ただ体は、大切にしてね。」


私は、同情とかしない人。冷たい人って思うかもだけど同情される辛さを知ってるから。


そう言うと神楽は、微笑んでまた空を見上げた。

「星。今日は、星が綺麗だな。」


2人でベットの上で星を見る。
窓から見える星は、とても綺麗だった。

そう言えば!

「神楽!私声大きかったよね?透さんに聞かれてたらやばいよね…」


どうしよう!明日どんな顔して会えばいいの?

「大丈夫。俺の部屋防音だから。」

あ、さすがお金持ち。


「それより。星を見てみろ。」


「綺麗だね。」

「綺麗だな。」


そう言葉を交わし、手を繋いで私達は、眠りについた。



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