星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「うん!」


そうしてクラスメイトの久美ちゃんと雪ちゃんってことを知った。


わりと楽しくて。1人じゃないっていいなって改めて思った。


それから神楽の種目と秋、みほの種目リレーが始まった。



「よーーーい」パァァん!


1走者は、誰か知らないけど男子。


2走者あ!秋だ!


「秋ーー!FIGHTー!」


聞こえてんのかな?


それから順に美穂と啓と春。そしてやっぱりアンカーの神楽のばんになった。


「うわぁ結構差ある?でもつめてきてる。」


久美ちゃんが隣で言った。


確かにつめていても差が…


届くかわかんないけどよく小説とかであるよね?一か八かやってみよ!



「神楽ーーー!1位取らなきゃ昼ご飯抜きだよー!抜かせー!!!」



その時。神楽がぐんと早くなった。


まじで効果あった!



やった!!「1位だーーーー!」



「キャーーーー!神楽くーーーん!カッコイイ!今こっち見た!」


みんなでいっせいに喜ぶ。



よし!っと小さくガッツポーズ!


嬉しい!


「星ーー!勝ったー!秋も早かったしみんなかっこよかったー!」


「美穂。喜びと感想を同時に言わないで。」


「あ!神楽きた!」


秋の声で振り向くと、怒ってる。



「お前なーー!俺が抜かなかった昼メシなしってどうかしてるぞ!お前本気でやるやつだからまじで焦ったじゃねーか!!」


あ!バッチリ聞こえてたのね。


「でも勝ったでしょ?」


「はぁー。へーへー良かったですね」

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