星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
story11〜ありがとう

伝える気持ち。

今は、打ち上げ。


色んなありがとうを言われたあとある人に呼び出されていた。


イズくんだ。


「先輩。打ち上げが同じとこだったんで言いたいことちゃんと伝えようと思って…呼び出してすみませんすぐ終わるんで…たぶん」


なんだろう?なんか言いずらそう。


体調悪いとか?それになんでこんなに人気のない所でなの…


「どう…したの?」


「先輩。先輩は、きずいてないかもですけど、俺実は、先輩のこと。」


まって…この流れ…まさかだよね?


やめてよ…だって私は、イズくんに応えられない…
せっかく…せっかくイズくんと仲良くなったのに。


「先輩。好きです。」


そんな…喉に声が詰まって出てこない。


だっていつから?イズくんの目の前で神楽と話したり私は、最低なことばかり。


「い…いつから?」


「俺がまだ中学で先輩が高一の時。俺さ公園で先輩を見かけたんだ。」


嘘。中学の頃から?


「中学の頃から?そんなに前?」


「そうだよ。先輩が泣いてるのに笑って星見てる時。俺まじで一目惚れした。んで高校で見つけた。先輩見た時制服きてたから高校は、わかった。けど彼氏いて。ショックだったけど別れたって聞いて。」



そんな。じゃあ私が今までどれだけイズくんを傷つけて。
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