星の雨〜闇夜こそ輝く星〜

こうして今日も無事終わりました。


そして3日め。


私達は、三日目だけ自由。


けどちゃんとチャイナ服着てマース!


楽しい


今日は、グラウンドをまわりマース。



「神楽くーーーん!こっちのクラス来てー!」


うわぁー女子の大軍。


「ちょ星!置いてくな!!お前ら離れろよ!」


わぁ大変そー。関わりたくない分類。


あ!焼きそばー!


好きってわけじゃないけどお祭りでは、定番!


昨日食べさせてくれなかったから!



木陰のベンチに座って食べる。


チャイナ服!可愛いし。


なんか強そう。


「ねぇねぇ君一人?焼きぞはいいね。でも俺もっと美味しいもの見つけた」


何こいつ。ウザ。


「なに?無視?」


「近寄らないで彼氏まってんの。」


彼氏いるってわかれば離れるでしょ。

「へぇー。でも見当たらないし。足綺麗だね。あーマーキング発見。もういい事経験済み?いいねー。なら俺達もいい事楽しみたいなー。」



「離して気持ち悪い。ウザイ。きしょい。無理。離れろクズ。」


「ふぅー毒舌。」


どうしようほんとに離れない。


むしろ腕を掴まれてる。


やばい…

完全に捕まった。すぐ逃げればよかった…でも今からでも…


「おいおいおいどこ行くのー?ここまで来て怖くなっちゃった?俺ら大学生なんだよねー。日頃の疲れを癒して欲しいなー」



どうしよう…やばいよね。
疲れってこっちだって日頃から疲れてるっつの。


「てめぇら誰の女に手出してんの?人生潰されたい?むしろ大学辞めるはめになるよ?」


あ!神楽!!女子軍から逃れられたんだ。


「今すぐ失せろ。」


怖…怒らせた?怒らせたよね?
今にも人を殺しそうな殺気…前の海の時とは、全く違う。


「今すぐ失せろつってんだろ!!」


このまま私を掴んでる人を殴りすぐ近くの人も殴っていく。


ボコボコに…数人が恐怖で怯えていて

殺気がすごくて…


怖いよ…涙出てきた。
神楽があまりにも怖かったのか男の人たちは、逃げていった。



「星…わりぃ泣くな。怖かったな?ごめん。」

なんで神楽が謝るの…わたしが行けなかったのに。


「ごっごめん。1人で人のいないとこに来て。ごめんなさい!」


そうして神楽に触れると…よかったいつもの神楽だ腕を痛かったんだろうな。

「ほんとにごめん。痛い?ごめんね。」


「いいから。良かった。ほら焼きぞはちょーだい」


そう言って食べさせる。美味いって笑ってくれて。



こんなに怖い神楽初めてだ。


けど私のことを本気で心配してくれたようで嬉しかった。


神楽は、やっぱり優しすぎる。


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