星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「いいですねー。次!誰に当たるんでしょうか!ランダムは、面白いですねー!」


そうしてスポットライトが隣の人に。


え?!マジ?神楽?ウケる。


「え?!俺?マジかよ。」


「頑張れ!」


そう言うと仕方なくステージに向かう。
めっちゃ嫌そう。

「お!!なんと学校大人気神楽くん!チャイナ服を着てますね。似合う!さぁカッコイイ神楽くんは、何を叫ぶのか。」


何言うんだろう!!


「あー。特に言うことないんですけど…俺には、大事な人がいます。なので俺の宝なんでみなさん以後傷つけないでください。」


そう言うと会場がシーンとなった。


「えっとー神楽さん?大事な人とは?」


「ん?決まってんだろ。星だよ。」

なっ!こいつ。
ちょっと何みんなの面前で言ってんの!


「おぉー暑いですねー。星サーんステージに上がってきてくださーい」


え?!なんで?!最悪…仕方ない。
渋々上がると…


「んじゃあ少しラブラブな姿を見せていただきましょう!」


はぁ!!無理無理


「なんで?!やだよ!」


そう言うと会場が叫びの体育館に。


黄色い声が凄い!


助けを求めよう!

「神楽っんん」

え?何して…何してんの?


「きゃーーーーーーーーーー!!!!!」


キス?された?


自覚した途端顔に熱が入る。


「よし。星って固まってる。しょうがない」


そうして私は、呆然と立ち尽くしてると体が不意に上がった。



「きゃーーーーーーーーーー」


え?!近くには、神楽の顔。


「え!ちょっと神楽下ろして」


「黙ってろ。その口また塞ぐそ」


また赤くなる顔。


そうして着いた場所は、やっぱり屋上。

誰もいないのが余計に恥ずかしい。


「星ー?怒ってんのか?」


「当たり前でしょ!なんでなんであんな…」


あー思い出しただけで恥ずかしい。
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