星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
そう言って神楽と目を合わすことなく移動教室に美穂たちと行く。



神楽と目を合わせたらバレてしまいそうで甘えてしまいそうだから。



けど強気になったはいいけど本格的にやばいな。



「星?大丈夫?顔色悪いよ」


「美穂は、心配性だなー」


そう言いながらみほを見るも霞んでいる。


「みほの言う通りだよ。」


秋の方を見ても霞んでいる。


あれ?おかしいな視界が歪んできた。


あぁやばい倒れる。


その瞬間遠くで神楽の声が聞こえてきがした。








目が覚める。ここどこ?白い天井に右手に感じる暖かく温もりのある優しい手。


「星?目覚めたか?先生星が目を覚ましました。」


「神楽?私何して。」


「倒れたんだよ。俺が運んだ。」


そうだったんだ。ダメだなー体力つけないと。



「星さん?目が覚めたのね。今日は、もう帰りなさいね。熱は、ないけど疲労があるんでしょう。親御さんには、連絡しますね。」


親?待ってそれは、ダメ。


「待ってください。私が夜更かししちゃっただけなんです。親には、連絡しないで。お願いします」



「でも。病院にも行かないと。倒れたんですから。」


病院だなんてお金かかっちゃう。今日姉がくるのになんで



「病院も行かなくて大丈夫です。ほんとに夜更かししちゃっただけなんで。」


そう言ってベットを降りて教室にと行かせてくれないですよね。



「星。どこに行く気だ。」


うわぁ絶対怒ってる。


「教室だよ。テスト近いんだから当たり前でしょ!」


「その体で?」


頷くとより一層怒り始める。


「先生。俺が星を送るんで。病院にも連れていきますんで。」


そう言って引っ張って保健室をでる。


帰る支度は、されていて神楽は、もともと早退させる気だったみたい。


門の前に行くと車がある。


え?「神楽車あるよ?」



「すみません。急に」


「大丈夫ですよ。神楽さん。さぁ行きましょう」


神楽さん?あ!そうかお金持ちになったんだっけ?



「やめてくださいよ。俺の方が年下です。」


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