星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
そう言いながら車に乗せられる。


着いたのは、病院。


なんで?


「神楽。家に帰るんじゃ…送ってくれるのかと…」


神楽のことだから1人で帰れるって言っても帰らせてくれないしと思ってたんだけど…



「あぁ?当たりめぇだろ。」



「当たり前じゃない!お金ないの!」


「バイトしてんのに?」


あ、神楽カマかけた。



「欲しいものいっぱい買ったの!」


「嘘つけお前は、欲しいものとかねだらないし計画性があるから、それは、無い」


なんで私の事私よりわかってんのよ


「とりあえず病院なんて無理。」



やばい。またクラクラしてきた。


あぁ転ぶ。


「おっと…ほら見てもらった方がいいだろ。点滴ぐらい打ってくれるし」



そう言って手を繋いで連れていかれる


病院まで送ってくれた人にぺこりと頭を下げる。


診察は、わりとスムーズに行って疲労とストレスと判断された。



点滴を打ってもらう時にいきなりなんと透さんが来た。


「透さん!!なんで」


「神楽から話を聞いてね。親に連絡しないでと言ったらしいから私がきたよ。」


そんな。私のわがままで…



「すみません。」


「いいんだよ。謝らないでくれ。息子から頼られたんだ来ないわけに行かないよ。」


「父さんありがとう」


そうして点滴が終わって泊まれと言われたが丁重にお断りして家に帰る。


バイトまで時間があるしそれに透さんに病院代返さないと。


要らないと言われたけどそうもいかない。



今は、無理でもね?



仕事のお金まで姉に取られて行ったしちょっとやばい。



金欠すぎる。


そしてバイトに行って勉強。



それがずっと続く。
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