星の雨〜闇夜こそ輝く星〜

そんな中神楽達が近ずいてきた。


｢何喧嘩してんの？｣


｢だって星…｣


｢ほら美穂泣くな。｣


啓が抱きしめる。
なんで美穂が泣くの？泣きたいのは…


私最低だ。


｢星。体調悪い？俺が脈を…｣


そうか春は、病院の跡取りだもんね。


｢平気だから。｣


そう言って手を引っ込める。


｢おい。星？こないだみたいに病院に行きたくないなら俺らが話聞くって｣



もう自分が汚くて。


どす黒い感情が湧き上がって


悪いのは、神楽たちじゃないのに口は、勝手に汚いものを吐こうとする。

｢言って何になるの？ごめん。私のことは、ほっといて。お願いだから｣


そう言うとちょうどよく鐘がなって1時間目が始まった。良かったような良くなかったような。


自分で自分がわからない。




ただ今の私は、汚れている。
これじゃあ一年の時と一緒。何も成長してないな私は、全く。


2時間目は、クラスでもどよーんとした空気。


そりゃあんなに大声で喧嘩したらね。



｢星ちゃん平気？｣


久美ちゃんとゆきちゃんが心配してくれる。



ほんとにいい人たち。


｢ありがとう。大丈夫だよ。｣


上手く笑えてるといいな。



｢そっか！なんかあったら言ってね！｣


ゆきちゃんが言う。


｢ありがとう｣


そう言って2人と別れた。


2時間目もなんとか乗り越える。



やばいな。熱あるかも。


移動教室。私は、1人で行く。


後ろから美穂と秋がちょこちょこついてくる。



あんなにひどいこと言ったのに。

私って幸せものだ。


｢ほんとにさぁ喧嘩してたの？｣


｢うん。まじまじ。神楽君狙えるチャンスだって｣


階段の途中で話してる人達。


最悪。


｢あ！噂をすれば星ちゃんジャーン？｣


そう言って意義悪そうに見てくる。


｢なんですか？｣


｢ムカつくよね。その目｣


その時ちょうど美穂と秋が私たちにきずく。


｢まぁ別にいいけどあんたを痛めつけられれば｣


意味がわからない。


やばい。クラクラどころじゃない。吐きそう。


その時誰かの足に躓いた。いや自分がふらついたのか。もうどっちでもいいや。このまま頭打って死んだら楽なのかな？


中学学校のいじめ。
それに重なって家に帰れば暴言の嵐。


父親には、お前が大人になれ。お前が諦めろ。
お前が弱いだけ。お前は、頑張ってない



この痛みわかる？


姉には笑うなと言われ父には、否定される。私の味方なんていなくて。


母に相談するも…解決には、ならない。


なら死んだら楽でしょ？
そしたらもう苦しむことも無い。




ふと思って手を出さずに落ちていく。