星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
《神楽side》


星の様子がおかしいのは、きずいていた。


けどあいつは、何も話さなかった。


話してくれるまで待とうと思ったけど聞き出すべきだった。


「星。やっぱりお姉さんが…」





そんなの時…



「神楽。星ちゃんから家族のこと聞いたことあるのかなんか親とか兄弟とか」


そう言えば星は、一切家族の話は、しなかった。


「星からは、何も聞いてない」


そう言うと美穂が涙を拭って話し始めた。


「星は3人兄弟。1番上に姉。真ん中が兄。末っ子が星だよ。兄のことは、嬉しそうに星は、話すの。」


兄。兄がいたのか。


聞いてみたいな。


「そうか。」


父さんは、何かかんがえていた。



「神楽。前に星ちゃん家族がいなくても寂しくないと言っていただろ?それがどうしてか気になったんだよ。家族と離れて寂しくないって」


たしかに。少し引っかかる。


「明日、星ちゃんのお母さんが来る。」


「待ってください。お父さんも来ると?」


どうしたんだ美穂?


「いやお母さんだけだと。お父さんがどうかした」


「良かった。」


なんだ?なんでそんなにお父さんがつっかかる。


「どうかしたのか?」


「ちょっとねお父さんだといい解決が出来ないから」


よくわかんないが聞くなと言う雰囲気だから辞めておこう。
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