星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
秋の細い腕をソファに押し倒す。



俺を見る目が潤んで顔は、真っ赤で恥ずかしいのを堪えてやっていたんだろう。



「秋。」



名前を呼ぶ。


「んっ////はっる///////ちゅっっうんぁん///////はぁはぁ」



首筋にマーキング。でもダメだ。



いくら美穂と星にいろいろ言われたって
秋の気持ちが大事だ。




「悪い秋。でも誘うなよ。美穂と星に何か言われたんだろうけど。俺だって保ってんの。」



そう言って秋を起こす。


「春のバカ!!誘うなって私がどんな気持ちで…わかってたくせにからかって面白がってたんでしょ!言ってくれればいいのに!私には、そういう魅力がないからそういう気持ちには、ならないって」




そうして泣きながら部屋を出て行った。



待て待てどういうことだ?星と美穂にそそのかされたんじゃないのか?



とりあえず秋のとこ行こう。



部屋を出て俺の部屋に行く。



扉を開けると布団にくるまって泣いていた。



「秋?なんで泣いてんだよ。俺は、お前に魅力がないなんて思ってないよ。」



「だって…キス以外何もしてこない!!」



は?もしかして秋…マジかそういうことか。



「秋こっち来いよ。ほら。」



そう言うと布団から出て来た。



俺の膝に座らせてこっちを向かせる。



「星と美穂に変なこと吹き込まれたんじゃなくて秋がそういうことを星たちに相談したのか?」



そう言うとかぁと赤くなる。



可愛いな。


「私は、春になら大丈夫だもん。星たちは、終わってるって言うし春は、そういう感情がなくて私を好きじゃないのかなって…」



うわぁ結構心配させてたのか。


「ちげぇよ。秋の気持ちを最優先にして俺の気持ちは、あとからって考えてた。」



そう言うと抱きついてきた。


ベットの上なんだよな。



こういうことは分かってないんだよな。



「あのね、いいよ。春。」


もう無理。


秋をベットに寝かせる。


「ほんとにいいのか?」


「うん。」


ちゃんと了承を得て甘い夜を過ごす。



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