星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
翌日。


神楽といつもの様に登校。




もう日課になっている。



「「星おはよう」」



2人に挨拶を返して雑談。



「最近秋も星も告られなくなったよね。てか2年から告白が無くなった。」



あぁたしかに。なくなったかも。



「星も私も美穂も彼氏ができたし。その彼氏がハイスペックだからねー」



秋の言葉に頷く。



「まぁそれは、置いとこう。」



そう言って雑誌の話。高校生って感じだよね。



そして今日もまた無事に終わった。




いつもの様に4月、5月と終わり。
月日が長いことでどんどん過ぎていく。何も無くね

今は、6月中旬。



最近異変がありました。



「星。またバイトしてんじゃねーだろうな。早退も多くなったし。どうなんだ?」



やばいよね。バレる?美穂ー助けて欲しいよ




「星は、バイトなんてしてないよ。最近悠君がこっちに来てるから早退して悠くんと楽しんでるの」




ものすごく無理矢理な言い訳を堂々として真顔で言う美穂は、凄いよ。



「そうなのか…」



いけたの!今の言い訳で!神楽も神楽で…


まぁいいか。



ヤバイよね。最近だんだん仕事増えてるし。


もうすぐ正体明かすし。



はぁ。どうやって神楽たちに言う?



そうして始まるHR。


「はーい。おまえら座れー。転校生だ。」



え?この時期に?珍しいな。



「こんにちは!真実です!よろしくね!あ!神楽ーーー!」



ん?神楽?そうして神楽の胸に飛び込んだ女の子。


「おぉ神楽。知り合いなのか!んじゃいろいろ教えてやれよ。んじゃあな。お前らー今日1日頑張れよー」



テキトーすぎじゃないですかね?


「真実!なんでこんな所にいるんだよ。てか離れろうっとしい」


まみって呼び捨てただの知り合いっていうよりもっと親しそうだな。



まぁいいや。



「神楽ーーー!まみと会えて嬉しいくせに!照れないでよー未来の旦那さん!」


え?!未来の旦那?え?どういうこと?



「誰が旦那だ!お前の旦那になる気もないし勝手に妄想ふくらませんな!」


あ!なんだ。びっくりした。


にしても神楽怒ですね。


眉間にシワよりすぎ。



あ!目が合った。ん?口パクじゃわからない。


ん?たすけろ?え!まじで?やだよ。絶対めんどくさい。



んー神楽がもっと怒るほうがめんどくさい。



「神楽ー!移動教室行くよー」


そう言って引っ張って移動と思ったものの真実さんまで着いてくる。


あ!無理だ。


「真実離れろ!」



そういうもずっとくっついている。


そして睨んでくる。


はぁやだな。気分悪いよ。


睨まれるのは、やっぱりなれないな。


嫌なことないといいけど。


そうしてお昼る。



6人で屋上です。


「まじで疲れた。」


そう言って、私に膝枕をさせている神楽。


頭を撫でで上げるけど寝ちゃいそう。



「真実ってあの小学校の時のだよな?」


あ!啓も知ってるんだ。


「真実って嫌な記憶しかないんだけど。昔から神楽は、私のって言ってよな。」



春の顔が本当に嫌そう。



「最悪だよ。海外言った時たまたまあったのが不幸だよ。まじで最悪だ」



神楽を気の毒に思いながら頭を撫でる。



みんな疲れ切った様子で午後の授業。



あ!今日は、仕事があるのか。



帰り美穂と帰らないと。
そんなことを考えながら無事に午後の授業も終わり

「んじゃ今日は、終わりだ。気ぃつけて帰れよ」



相変わらずテキトーに済ませて下校です。



「星。帰ろうぜ。ついでにみんなで勉強会しようって秋が言ってる。」



「あーごめん。きょうはそのー用事あるんだよね。」


「なになに!真実も一緒に行くー!神楽と一緒にいたいからね!」


「私は、関係ないので。とりあえず私と美穂は、無理なんですよ。」



「は?美穂も?2人でどっか行くのか?」


いやーどうしよう。



「星!!!やばい!時間!!早く!」



「時間やばいから」


「待て。なんか隠してる?」


神楽ってなんで鋭いかなー、



「神楽ーーー!こんな子ほっておいて!」



そういうマミさん?は、どうでも良くて急がなきゃいけない。
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