星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
《星side》


車から出て家に入ってキッチンへ。



もう何回も来ているし第3の家みたいな感じだ。



実家と自分の家と神楽の家でね。



そう言えば真実さん。



「私が神楽にご飯つくるのどいて。」



そう言うと料理をしようとするがなんでお肉炒めるのに砂糖入れるの?



なんで包丁使わないで切ろうとしてるの?



「もしかして料理できない?」


そう言うと怒った顔でキッチンを出て行った。


なんだったんだ。


ソファに座る神楽の横にベッタリとくっついて座るまみさん。



大胆だな。


まぁ私達も隣同士でテレビ見るのは、いつもの事だしね。神楽の顔が今日は、怖いけど。




さてさて今日は、何を作ろうかなー。


オムハンバーグカレーにしようかな。


よし!デザートも一緒に作ってテキパキと料理を進める。



「できましたー!」



そう言うとみんなが集まってくる。



「さすが星ちゃんだ。」


透さんは、褒め上手だな。さすが社長さん。



「「「「いただきます。」」」」


みんなの顔を伺う。美味しいかな?




「なにこれー。シェフの料理の方が美味しいし庶民だよね〜透さんや神楽が食べるようなご飯じゃないよねこれ。今からでもシェフ呼んでもっといい料理作ってもらいましょ〜こんな料理捨てて」


酷い。ご飯を捨てる?



この食材を作ってる人がどんな思いで…



この人いただきますの意味知ってるの?


「美味しいよ!」



神楽…


「いや無理にそう言わなくても「ほら」んぅ」


口に突っ込まれたハンバーグ。あ!美味しい。



味は、良かったんだ、



「うんうん星ちゃんの料理は、いいね暖かくて」



「ありがとうございます!」



そう言って3人で食べ始めると。



「真実。俺の家は、シェフをやとってない。お手伝いさんたちが数人いるだけだ。庶民もお金持ちも同じ人間だよ」



そう神楽が言うと


「まぁ食べられるものでは、あるからいいけど」



そう言って食べ始めた。


ひどい人だと思うけどまぁいいか。


けどいきなり真実さんの行動に唖然とする。



「はい!神楽!アーン!」


そう言って無理矢理口に押し込んだ。


真実さんって…
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