星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
そして体育の時間。


バレーをするのですが…



なんか…チョー睨まれてます。


男子は隣でバスケ。


「行くよー!」



掛け声がして構える。



隣の子がレシーブしてセッターがボールを上げた。



あ!私?!


上げられたのが私だったので助走をつけて飛んでアタック!



バジっっ!


打って着地するが…やばい捻った。あー痛!


マジかやっちゃったよ。この試合終わったら休も。


「星ちゃんすごーい!!」



まぁでも1点入ったー!
そうやって1人で喜んでると…

「イッターーーイ!」


ん?
声がした方を見るとネットの向こうの真実ちゃんが倒れている。


ん?転んだのかな?



痛いの声がでかかったのか、男子もこっちによってきた。



もちろん神楽もこっちに来て…



すぐさま真実ちゃんが神楽の前で泣く…



転んだのが痛かったのかな?


不思議に思っていると…



「星ちゃんが!私を狙ったの!私バレー苦手なの知ってるはずなのに!酷いよ!手加減もしないなんて」



嘘でしょ…



これじゃあまるで私が悪者じゃん。



「真実ちゃん?ボールが当たったのならごめんね?でもバレーってそう言うゲームでしょ?それにそんなに強くやってないよ?」



私バレー部でもないし…



「星ちゃんちょっと酷くな〜い?いやでもあのクールな星ちゃんだったらやりそう」



いやちょっと待ってよ。

弁解しようとしたら…

「待ってよ!何みんなして真実の肩持ってんの?どう考えてもおかしいでしょ!星がするわけないじゃん!バレーだよ?ボールがあたるのは、当たり前でしょ!」



「美穂の言うとうり!だいたいずっと男子の方見てたクセに証拠もなしに星が悪いなんて言わないで!」



美穂も秋も庇ってくれる。


「美穂ちゃんも秋ちゃんもさー手加減って知らないの?もしあれが手加減なら星ちゃん怪力女だね!」


な!失礼な!怪力だなんて!



「ちょっと待った!!美穂も秋も落ち着け。星が落ち着いててお前らがうるさいって逆じゃね?」



うわぁ春のごもっとも。


「てかこの星が怪力とかありえないから、握力12のこいつが怪力?こいつ少し前まで8だぞ?ハンドボールだって5メートルだしな?ないない」



「ちょっと!神楽!なに私の恥ずかしいこと暴露してんのよ!握力は、なんとか鍛えてるし!」



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