星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
そこでは、まだ体育はやっていて


先生に報告とってさっきから寝てるんだった。


起きてるけどめんどーごと嫌いな担任なもんで…


「あ!星ー!どうだった?平気?」



「秋も美穂も心配し過ぎこんなの怪我のうちにも入んないよ。もっと凄いの経験してんだから。それにこの時期怪我できない。みほもわかるでしょ?」



レッスンできなくなったらやばいし。


「うん。そうだね!秋!!星!啓たちの試合見よ!」



そういうので端で見る。真ん中では、さっき泣いていた真美ちゃんが嘘のように満面の笑み。



神楽を見ているとスルスルとボールをまわして吸い込まれるようにゴールに。バスケは、得意らしい。



とその時。


やっぱり男子だ。激しい戦い。


まぁ女子が見てるからって言うのもあるのだろうけどね。



まぁ激しくぶつかる。



そのとき大きな反則。



神楽が飛ばされた。


「神楽!!」


私は、すぐに駆け寄る。やばい抑えてるとこって…


どんっっ!


「神楽!!」




私も飛ばされてしまった。


真美ちゃんに。



「大丈夫?神楽?少し見るよ?」


真美ちゃんが神楽の痛いとこを見ようと少し服をめくる。


神楽は、痛そうに顔を歪ませていて。


あの傷…ダメ。こんな所であんな傷。神楽1番嫌なはず。



母親によってつけられたあの傷を。



「真美ちゃんやめて!」



この時は、しょうがない。


思いっきし神楽の服を引っ張り傷を隠す。



「春!冷やすものとか持ってきて!あと…とりあえず手当するもの!医者目指すならわかるでしょ!」



そう叫び真実ちゃんをどかしてとりあえず体育館を出て休ませる。



「ちょっと!神楽は、私が。私じゃないとダメなの!離しなさいよ!ブス!神楽!私がちゃんと手当してするからね?お医者さん呼んで、手当してもらうからね」



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