星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
そういえば最近思いついた詩があったな
あとで書こう。

「お前今日詩のノート持ってないの?」

あるけど見せるのやなんだよなー
恥ずかしいし
とためらってると見せろと睨まれた。

「笑わないでね」

そうして渡したノートをじっくり読んでいく

私は、ただ読み終わるのを待っていた。
読み終わったのか何かを考えている。
なんだろう?


「お前やっぱりなんでこんな考え方ができるんだ?この流れ星ってやつ」


私が書いた流れ星。これは、私の中の心を1番素直に書いたと思える詩だ。

確か内容は、

涙は、いつか輝くでしょう

涙の輝きは、強く光るでしょう。

涙は光り流れるでしょう

流れ星

あなたの心にも流れ星が流れるように
信じて





この詩は、星を集めたら光になるのと同じで涙も光のように輝くという意味を込めて
作った。ある意味自分を励ますための詩だ。


「それがなんで?普通だと思うよ?」

「いやすげぇよ。なんか伝わってくる。」

すごいなんて言われたのは、初めてだ。いや初めて見せたんだからそうだけど。

わかってもらえた気がして良かった。

「ちょっとごめん。電話」

そうして神楽が席を離れたころ、神楽が席に置いて行ったものを見つけた。

それは、何個もある鍵の数。こんなに鍵があってどうするんだろう。不思議に思って考えている時。声がかかった。
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