星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
《神楽side》



嘘だろ。今俺の口は、汚れた。


真実こいつだ。


昨日星に悪口を言っていた。


俺の前でもあいつは、本性を出す。



それが可愛さだと思ってる馬鹿だ。


けど今は、星


星の方をむくが放心状態。


「星!今のは、」


そう言いかけると


「話しかけないで!!頭がついて行かないの」


拒絶された?嫌われたよな。絶対。


少し星のそばに行くと星が机を見る。


俺も見るとそこには、愚痴が書かれていた。


どうしていつも俺は、後一歩届かない。


守りきれないんだ。


星の強さに甘えてしまう。


そのまま飛び出した星。


後に美穂や啓春と秋が4人揃って登校してきた。



「おっはぁーよォ?何この空気」



みほが不思議に思いながら机を見る。


「なにこれ。誰がやったの?ねぇ!!!誰がやったんだって言ってんの!」


そう言う美穂は、俺を見て


「おい!神楽!あんたが好きな女の子に全力出さないで誰が出すの!」



「神楽。もし追いかけないなら俺が行くけど?」


そう言ってきたのは、瞬。こいつ!


って俺が怒る権利ねぇよ。


「追いかけないって星!知ってんの?神楽行けよ!」


啓に言われる。俺だっせー



「お前以外にあいつのことわかるやついんの?」


春。でもキスまで見られて俺顔合わせらんねぇよ。



「神楽〜。もうみんなの前でもキスしたし?そろそろ私たちが本当のカップルって言ってもいいんじゃない?ねぇー。」


こいつ。こいつだ。



「てめぇふざけんじゃねぇぞ」


でも今は、1番手放したくない。星が俺の大好きな彼女が優先だ。
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