星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
首を傾げると思わぬお願いをされた。


「下にいる連中の相談乗るの手伝ってくれません?」


あらら副総長さんのお手伝いですか。
それに相談事って…手合わせとかじゃないのね。

まぁいいや。
今日は、暇だし。


で下に行くとなんとあのみどりくん。


「えっとーみどり君。久しぶり」


印象が強すぎて覚えてる。
緑の髪の毛

「えっとーあの時は、すみません。あの。そのーえっと俺母さんが荒れててそのー…それで好きなことできなくて。苦しくてどうすればいいかわかんないんですよ」


おぉお母さんですか。

でも苦しいなら

「逃げれば?」


「え?!」


「だってお母さんのことそんなふうに言うということは、嫌いなんでしょ?なら逃げて我が道を進めばいい。でもお母さんと離れられないってことは、お母さんに期待があるんじゃない?きっといつかってね自分の気持ちを否定して無視して思ってもないこと言うのは、ただ甘えだよ。」


なんて私も言えたことじゃないけどね。


「みどりくんには、ここにいる仲間がいるじゃん。それだけでも支えじゃない?」


そう言うと私の元をあとにして次の子。


「はじめまして。あの…俺弱くて強くなりたいんですけど難しくて」


はぁ。だいぶ疲れる。
なんかうん。ほんと色んな悩みがあるんだな。

「それってほんとに強くなりたいって思ってる?自分のこと弱いって決めつけてんじゃん。そもそもつよいの基準って何?自分次第でしょ。その質問の時点で諦めてるよ。もう少しがんばってみるのもいいんじゃない?」


長くなっちゃった。


「ありがとうございます。!!」



役に立てたならよかった。



なんか相談…なのか?私が説教してるみたいじゃんというか相談者多!


副総長さんも大変。行列だわ。
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