星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「ありがとうございます。星さん。」


「どういたしまして。」


疲れた。もともと夏夜ちゃんの相談乗るはずが…



「みんなすごいって騒いでますよさすが星さんだ。」


はぁ。

まぁよくわからんがいいか。


幹部部屋に入ると不穏な雰囲気。


思ったけどさっきから総長と夏夜ちゃん喋ってないし夏夜ちゃん避けてる?


もしかして相談ってこれ?


「星さん!そろそろ行きましょ!」


そういうので渋々一緒に行く。



「夏夜!おくる」


「いい!星さんと帰る!」

総長さん…お気の毒に。



とりあえず私の家に。


お茶を出すと話し始めてくれた。



「あの早速なのですがどうすれば神楽さんと星さんみたいになれるかなって…すごい信頼してるし1度遠距離も経験してるって。」


あー。神楽が海外に行ったことね。


「どうしてそんなこと聞くの?」



「私女の人と歩いてるとこ見ちゃって。少し会えない時期も続いて。」


疑っちゃったわけね。


「まぁ私達は、いろいろ経験してるから大したことじゃ動じないって言うか。」


あんなこと滅多に経験しないよね。



「たぶん。神楽のことちゃんとわかってるから。どういう人で私が好きになった人は、こういう人だってそれに離れてても全然電話しなくてもいつも思い出とかいろいろ一日を振り返って神楽も頑張ってる。だからね信用してるんだ。何かあるなら私がちゃんと話を聞くから。すれ違いと言うよりも口喧嘩とかしてるからかなー?」


また長くしゃべちゃった。


「やっぱり凄いな。」


「話す勇気がないとかじゃなくてあなたが好きになった人を信じてちゃんと気持ち言わないと。私が言えるのは、私達は、言いたいことを言ってる。自分の気持ちを素直に伝えてる。口は、自分の気持ちを伝えるためにあるんだから。」


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